ベッラのブログ

gooブログから引っ越してきました。イタリアのベルカントを学んだ声楽家、趣味は読書や歴史ドラマです。

荒木和弘氏拉致問題「今返せば利益を得られる、よりも今返さないと何をされるかわからない、という恐怖を」


荒木和弘氏・「拉致問題」について・・・決断(特定失踪者調査会代表)
【調査会NEWS1653】(26.9.21)

 今札幌にいます。金曜日の外務省からの説明を受けて頭を整理してみました。

 北朝鮮はこれまでおそらく10年近く、日本政府に対して「あと何人出せば終わりにするのか」と言ってきました。そして日本政府はそれに答えることができませんでした。

 田原総一郎氏が有本恵子さんのご両親に訴えられた裁判で提出した陳述書の中に次のような一節があります。

「私(田原氏)は、(北朝鮮から)帰国後の平成19年11月8日、外務省にて、外務省幹部4人と拉致問題について話し合いました。(中略)私が、ソン・イルホ大使が『8人以外に複数の日本人が生存している』と話したことを伝えたところ、外務省幹部は『同じ話を聞いているが、8人以外の複数の日本人が帰国しても、北朝鮮に対する世論が好転することはないと判断したため、その話はなかったことにした。』などと話しました」

 ニュアンスの違いはあるでしょうが、自分が訴えられた裁判の陳述書で提出した内容ですからわざわざありもしない話をでっち上げたとは思えません。

 今の状況も基本的にはこれと同じではないかと思います
度々報じられていますが、日本政府には何らかのリストが届いている。
しかし政府はその内容では国民の支持が得られないので発表を躊躇しているということです。
ひょっとしたら先送りというのは日本側から北朝鮮に求めたのかも知れません。

 7月3日、総理はぶら下がりの会見で北朝鮮の「特別調査委員会設置」について、「かつてない体制」と評価し、「行動対行動の原則に従って、日本がとってきた一部の措置を解除する」と発表しました。
その制裁解除については当時の古屋拉致問題坦等大臣も伊原外務省アジア大洋州局長も「北朝鮮にほとんどメリットはない」と言っています。

 メリットのないことに北朝鮮が乗るはずもないのに、なぜ総理が自ら発表したのか。
それは調査委員会と制裁解除というセットではなく、別のところに意味があるからです。
おそらく北朝鮮に対し「私が決断する」ということを示したのでしょう。

 その「決断」が何かと考えると「こちらが納得できるところまで出せば事実上拉致問題を棚上げにする」ということではないか、というより北朝鮮の動きを見てもそれ以外のことは考えられないのです。

 そして納得できるところとはおそらく横田めぐみさんを含めた政府認定拉致被害者の大部分(つまり「死亡」を取り消させる)と、特定失踪者の何人かということでしょう。
そしてその後、北朝鮮は「これで終わった」と理解し、日本側は「引き続き粘り強く交渉を行う」と、同床異夢の解釈ができるようにしていったん終わりにするということではないかと思います。

 しかし現在北朝鮮から出てきているのは世論がとても納得するとは思えないリストであり、だからこそ「決断」もできないということでしょう。

 もし、交渉だけで取り返そうとするなら、このやり方しかないことは事実です。
少なくとも一度北朝鮮を納得させて何人かでも帰させる。それから世論が高まって次の段階へ、というのは12年前もそうでした。
私は少しでも進められることは進めた方が良いと思うので、目先にぶら下げられた餌に飛びつくのでない限りは安倍総理がそういう決断をすることを一概に否定するものではありません。

 しかし、この交渉で全ての被害者が取り返せないことは明らかです。
工作機関の重要な機密を知っている被害者も、あるいは背乗りの被害者も、おそらくは体制が変わらない限り取り返すことはできません。
そしてそれができないのなら日本は北朝鮮のみならず外国からの脅威にこれからも晒され続けます。


 「八百屋に行って鰻を求める」ためには、八百屋にピストルを突き付けて鰻を持ってこさせるしかありません。
私は総理に必要なのはその決断だと思います。

「今帰せば利益が得られる」ではなく、「今のうちに帰さないと何をされるか分からない」という恐怖感こそ、あの独裁体制を動かすことができます。それには総理は政治生命も、場合によっては物理的生命も賭けていただかなければならないかも知れませんが、あえてそれをしていただきたいと思う次第です。

 金曜日の外務省の報告を聞いて、正直このやり方では(報告に出てこない裏の話も含め)期待はできないと思いました。
「役人任せではだめで、政治決断が必要です」と山谷大臣にはお伝えしましたが、あらためて自分自身も覚悟をしなければと考えている次第です。(以上)

★ なんて悲しく怖い話をなさるのでしょう。
本気で長年取り組んでこられた荒木氏の言葉、読むのも痛々しいことです。
武力でないと取り戻せない・・・ここまで長年、北朝鮮に翻弄されてきたのは、やはり「初動」の誤りにあったと、悔しく思います。
最初のころ警察は、旅館のおかみさんの通報で犯人を捕まえておきながら、釈放させたのは政府の「見て見ぬふり」です。
これがずっと続いてこうなってしまったのでしょうか。背後に何があったのでしょうか。

そして「拉致問題」だけでなく、日本はテロへの対応が弱いということになり、「拉致担当大臣」というのは被害家族の方々への配慮役になってしまっているなんて、・・・それと荒木さんが「朝日新聞」の件でも、「朝日」を叩きながら、頬かむりする政治家もいると言っていました。国民はみんな心配しています。

三宅博議員が語るように、「主体的な国家であればこのような拉致事件は起きなかった」のです。
三宅議員の短いインタビューでそれを述べていました。
(1分ごろ)


三宅博衆議院議員 インタビュー






★ 先日、抜粋をUPしましたが、完全動画を貼ります。
  
1/3【完全版】もう我慢できない!今年こそ結果を!「拉致救出」国民大集会[桜H26/9/27]

9月13日に日比谷公会堂で行われた『もう我慢できない!今年こそ結果を!「拉致救出­」国民大集会』の模様を完全版でお送りします。


2/3【完全版】もう我慢できない!今年こそ結果を!「拉致救出」国民大集会[桜H26/9/27]



3/3【完全版】もう我慢できない!今年こそ結果を!「拉致救出」国民大集会[桜H26/9/27]